岩田 彩の。


ピアニスト・岩田彩のブログ。
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カテゴリ:music( 112 )

ジャズの記譜。

今弾いているジャズの曲が、もともとは即興の曲で難しく、ここ数日かけて
指使いを必死で考えて練習しています。
キース・ジャレットのケルン・コンサート パートIIc。
怒涛のシンコペーション。特に左手が。
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大学時代にこのCDを勧められて感激し、楽譜をすぐ買ったものの、練習しない
まま引越ごとに一緒に移動しましたが、最近思い出して遂に弾いてみることに。
大分弾けるようになってきて、彼はどうやって弾いてるのかしら、と聴いてみる。

Keith Jarrett: The Köln Concert Part IIc



楽譜見ながら聴いていたら、あれ?と思うところが何か所かあり、即興だし
多少違うのかな、と思いながら、「まえがき」を見ると、
1975年ドイツのケルン歌劇場での録音を、ぜひ楽譜にして欲しいと、たくさん
の人に言われたが、「断固とした態度でそれを拒否し続けた」らしい。
「その理由は、この音楽はある夜に行われたまったくの即興によるコンサートの
もので、それは生まれた瞬間と同時に消えてゆくべき性格を持っている。
そして2つめの理由は、その音楽がレコードの中で存在しているのと同じ
ように採譜していく、ということが実際ほとんど不可能な部分あかなりたくさん
ある。」
その後には、採譜したものがなかなか良く出来ていて、僕も監修したし、出版
しましたとか書いてあって、でもやっぱり即興の楽譜は、
「絵画そのものではなく、印刷された絵画を見ているのと同じ。その絵画の
深さを見ずに表面だけを見ている」らしく、どうしたらいいのよ、と思いながら
読み進めると、
「この曲を弾こうと思っているすべてのピアニストに最終的な参考資料として
レコードを使うことをお薦めする。グッドラック!」らしい。そうだったのか。
なので、久しぶりに聴音(耳コピ)をやっております。これはこれで楽しい。
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by ayaiwata | 2013-01-25 23:55 | music

ファツィオーリと器。

ヴァイオリンコンクールの伴奏で、仙川アヴェニューホールに行きました。
私が大学生の頃は、ここでガムランの授業を客席のある場所に楽器を置いて、
床に座って、10人くらいで「ぐわーんぐわーん」とガムランを弾いていました。
みんなで同じ音を違う音型でずーっと弾き続けていたら、なんだかぼーっと
なってきて、ちょっとしたトランス状態になり、めちゃくちゃ楽しい授業でした。
また弾きたいなあ。
あの授業がきっかけで、バリの影絵付きのガムランコンサートや、
浜離宮朝日ホールで、授業の先生のだんなさんがインドネシア宮廷専属
演奏家でその楽団が来日して演奏し、真っ暗の中ろうそく1本の演出での
踊り付き演奏会にも行きました。
話は逸れましたが、このホールにはファツィオーリのピアノがあります。
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(写真・説明文はサイトから抜粋。)
1981年に創業されたイタリアのピアノメーカー。
創始者兼現社長パオロ・ファツィオーリは、ロッシーニ音楽院でピアノを、ローマ
音楽院で作曲を専攻した後、ファツィオリ社を創業。
1台のピアノを35人の熟練した職人により手造りで製作され、完成するまでに
約3年の歳月を費やします。ヴァイオリンのストラディヴァリウスで使用されて
いる木材と同じもの(イタリアのフィエンメ渓谷産赤トウヒ材)を響板に使用して
います。可変式ブリッジにより、豊かな倍音を響かせることが出来ます。
ペダルが4本ある種類もあります。これは、通常の3本のペダルのさらに左側
に、「音色を変えることなく音量のみが小さくなる」ペダルがあり、これによって
ピアニッシモの効果だけでなく、グリッサンドや速いパッセージに利点があります。


このファツィオーリでワルトシュタインを弾いたら、最後のオクターヴの
スケール、弾きやすそう。。。
ファツィオーリはニューヨークにいた時に、ピアノ屋さんで一回弾いたことが
ありますが、4本めのペダルが付いてなかったような気がして(なんせ大昔)、
今回のコンクールではリハーサルが出来ないので、4本ペダルだったら
どないしよ。。。と思いながら、休憩時間にチェックしに行くと、3本でした。
ちょっと肩すかし。でも知らない人が、舞台に出ていきなりこれ見たら、
ちょっとびっくりするかも。

素晴らしい音色で弾きやすく、これでワルトシュタイン弾けたらなあ、と強く
思いました。

それにしてもこの辺一体、ものすごく変わっちゃってて、安藤忠雄設計の建物が
増築というか、演劇やギャラリースペースが出来ていて、なーんにも無かった所
に、ミニ表参道ヒルズみたいになっていて、なんとも言えない気分に。
友達がこのホールの入口のすぐ横に住んでたなーとか、近くにはお好み焼き屋
さんしかなくて、よく行ってたなー、とか。おされカフェなんて無かったのに、
たくさん出来ていて、今は無き魔法使いの弟子(パスタ屋さん)でいっつもお昼
や晩御飯に「ミートソースに納豆・卵の黄身・キムチ」という絶品(美味しい!
字にすると「ぎょえ~」と思われるかもしれませんが、今でも自分で作ります。
そんな私はグルメです。)を食べたり、横で女子トークを聞きながら新聞や
ゴシップ紙を読みつつお茶したりしてたなー、とか。懐かしっ!
何よりも、各駅停車しか止まらなかったのですよ。
ものすごくノスタルジーを感じながら、渋谷の「しぶや黒田陶苑」へ新里明士さんの作品を観に行きました。
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初めて彼の作品を拝見しましたが、薄くて向こう側が透けそうで、でも実際
触らせてもらうと華奢ではなく、しっかりとした存在感。
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(がっつり映り込むわたし。)
新里さんが御在廊だったので、制作方法や、彼のバックグラウンドなど、初対面なのにいろいろお話出来て、非常に有意義で楽しかったです。何年か前にコンサートをしたパラミタミュージアムで個展をされたことがあったり、ニューヨークにもいらっしゃったことがあるなど、共通と言えば共通の話題もありました。
「好きな作家は?」とお聞きしたら、「小川待子さん」とのこと。
つい数日前にお邪魔した御夫妻のお家で、小川待子さんの作品をいくつか
見せてもらったばっかりだったので、「!!」となりましたが、別に私が言うこと
ではないので(個人情報やし)、黙っておりました。
他にハンス・コパーもお好きらしいです。
今週は器に縁のある1週間でした。器のこと、もっと勉強したい。
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by ayaiwata | 2012-10-20 23:46 | music

彩の国でコンクールとお蕎麦。

「彩の国さいたま芸術劇場」へヴァイオリンコンクールの伴奏に行きました。
いきなりの「彩の国」。さいたまは「彩の国」らしい。しかし「あやのくに」では
なく、「さいのくに」と読むそうです。軽く検索かけても、なぜ「彩の国」かは
分からず。どなたかご存知ですか?
事前にホームページで調べたら「駅から7分」とのことだったので、まあ10分
てとこかしら、と歩いて、7分経ってもまだ線路沿いで、いきなり現れたのは
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新宮晋さんの作品。ゆるーく回っていました。餃子の王将の近く。
そこを曲がったら彩の国は見えてくるんかな、と振りかぶってみると、
長ーい道が続いていて、それらしきものは見えず。結局15分は歩いたかな?
大ホールは1315席、コンクールの行われていた小ホールでも504席と立派。
非常に響きが良くて弾きやすく、無事本選へ行くことになりました。おめでとう!
その後、行きと違う道を歩いていたら、2畳くらいしかない店内にお客さんが
溢れてて&ちょっと殺気立ってもいるパン屋が。パン焼き小屋kanon。御昼どきでしたが、どう見てもランチを買いに来たOLさんではないおじさまたちが、
順番を抜かされまいと、アピールしながらご購入されていました。
急いで無かったので、ぼーっと見てたら、ちょうど食パンが焼けたのでそれを。
そして試食と言えども結構大きなポーションのいちじくパンを食べ、美味し
かったのでそれも。あと、メロンパン。
メロンの香料が一切しないメロンパンが好きです。
それからまたぷらぷら歩いていたら、古い民家を使った蕎麦屋の雰囲気が
良かったので、お腹も空いてたし入る。
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お店の人と話してたら、元は長年続いた材木屋だったそう。引退した大将が、
そばを始めたらしい。サーヴする器全ても彼が焼いたものだそう。
裏に窯があるらしい。大将には会えず。
鴨せいろ950円を頼む。太めの麺。
「蕎麦って値段の割には量少ないよねー」とは言わせません的な結構な量。
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初めて端切れが入っているのを見ました。何ていう名称でしょうか?みみ?
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私は細くてつるっといける麺が好きなので、ここのは5回も派手にむせ、
ティッシュを頂くほど。鴨つけ汁はとっても美味しかったです。
思いがけず味のあるパン屋と蕎麦屋に行けて、良かったです。
彩の国(さいたま芸術劇場)に来られた時は寄ってみて下さい。
パンは非常に美味しかった。
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by ayaiwata | 2012-10-19 22:53 | music

ヘンリー・カウエルのエオリアン・ハープ。

コンサートの話を引っ張りますが、プログラムの中のヘンリー・カウエル。
彼の「エオリアン・ハープ」は、楽譜はこのようになっています。
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片手だけでシンプルです。例えば赤やじるしの音を弾くとしますと、鍵盤上で
「レ♭ファラ♭」の音を、音をならさずに押さえます。
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そしてピアノの中の赤やじるしの間のピアノ弦をグリッサンド(横に一方向、指を
すべらすこと)すると、グリッサンドし終えた後、鍵盤上で押さえた「レ♭ファラ♭」
の音だけが残って響いています。この曲を弾くまでピアノのこのような構造を
知らず、「おお!!!」となりました。グリッサンドの向きは、和音の左側にある
アルペジオが上に向かっているか下に向かっているかによって、弾き分け(かき
鳴らし分け)ます。途中までは、「指の腹でグリッサンドすること」と書いてあり、
音量が大きくなってくると、「親指の爪部分で」と。お琴のようです。
楽譜の黄色いセクションは、弦楽器で言うところのピッツィカートの奏法(指で
弦をはじくこと)です。ピアノの弦だけ見ても、どれがどの音か分からないので、
ダンパーに目印のシールを貼っております。
このシールがなかなか見つからず、店で「これいいやんか!」のものが、
いざ貼ってみると透明に色が付いたもの(わかる?)で、黒いダンパーに貼ると
ほとんど見えない。(これ↓ 全10種類で裏にも同じものが入っております。)
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こう見ると、台紙が白くてまるで色の濃いスティッカーのようなのに。もう!
小学生の時とかに、ドリルをやったらもらえていたような、スーパーシンプルな
丸いやつが一体どこに!?凝らんで良いんで!!と探し回った結果、100均に
まさにヘンリー・カウエルのエオリアン・ハープを100回くらい弾けそうな、
申し分ないものが売っていました。
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全5色で5シートずつ。総2400枚入り!!
本番当日、持ってくの忘れたらこの曲弾けないので、
ヴァイオリンの方に1セット、
自分の財布に1セット、
手帳に1セット、
楽譜の間に1セット、
全4セット。の撒き餌状態でも、全く支障無しの「2400枚入り」。
ここ何十年分かの、内部奏法用シールを確保しました。
105円÷2400枚=1まる、約4銭。4銭て!!
弾き終わって、ちゃんと譜めくりのMちゃんにはがしてもらいましたよ。
はがしやすいように、写真じゃ分かりにくいですが、端っこ折っといたので
半円というか、かけたまるが並んでおりました。
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by ayaiwata | 2012-10-15 14:56 | music

コンサート、終わりました!

Duo Recital 終わりました。
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(前半のワルトシュタイン弾き終わりたてで、どへぇーっと疲れております。)
たくさんの方にお越し頂きまして、ありがとうございました!
終演後、みなさまと少しずつですがお話して、楽しんで頂けたご感想を聞き、
演奏している側としても非常に楽しい時間でした。
懸念していた内部奏法のある現代曲のヘンリー・カウエルも、トークで少し
テクニックのことをお話したせいか、好評でした。紹介出来て良かったです。
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ワルトシュタイン直前のトーク中。これからあれを弾くかと思いながら話して
いるので、なんちゅう顔やねん、と今は思いますが、その時はど緊張。
けったいなマイクの持ち方。
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許可を得て、Sちゃんに撮影をお願いしました。ワルトシュタイン弾き切って、
ばーん!と手を上げてる感のフィニッシュを撮ろうと思ってくれたみたいですが、
意外と「さっ」と手を下したらしく、その瞬間の一枚。今から弾き始めるかのような
静止状態ですが、30分弱弾いた後の写真です。
後半はドレスを変えたので、楽屋で譜めくりのMちゃんに、共演の遠藤さんとの
2ショット(この日記の1枚めの写真)撮影風景をさらにSちゃんが。
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後半は黒いドレスに変えて、ヘンリー・カウエルのひじで弾く奏法を説明中。
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新人アイドルでもきょうび持たないであろう、しっかりとした両手持ち。
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全部終わって、片付けも大体終わり、着替えて帰る前の一枚。
今回のコンサートは、たくさんの方のおかげで無事に終えることが出来ました。
共演した遠藤さんにはフライヤー作りから、会場との連絡を、
PASONAの担当のスタッフさんには、プログラム・アンケート作りから
当日の細かいお手伝いをして頂きました。
譜めくりのMちゃんには、当日現地に早く来てもらってバランスのチェック、
受付・ステマネをお願いしたお二人は、私たちと同じくらい早く現地入りして
頂き、ものすごくプロフェッショナルにしっかり進行してくれ、なんの不安も無く
舞台に出て行くことが出来ました。
恩師の先生には何度も聴いてもらい、アドヴァイスをたくさんしてもらい、
更にコンサートに聴きに来て下さって、お褒めの言葉を頂きました。
撮影・録音をお願いしたSちゃんには、おにぎりやらヨックモックまで差し入れて
くれ、朝から自分のことのように緊張までしてもらいました。すみません。
そしてお忙しいなか、コンサートに足を運んで下さったみなさまに、
御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!
しつこくお願いしましたアンケートも、半分以上の方が書いて下さり、
ありがたく読ませてもらいました。今後の励みに致します。


<プログラム>
モーツァルト : ロンド (ヴァイオリン&ピアノ)
ベートーヴェン : ピアノソナタ第21番 「ワルトシュタイン」 (ピアノ)
-休憩-
ヘンリー・カウエル:マノノーンの潮流、エオリアンハープ (ピアノ)
プロコフィエフ : ヴァイオリンソナタ第2番 ニ長調 (ヴァイオリン&ピアノ) 

アンコール ピアソラ:リベルタンゴ
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by ayaiwata | 2012-10-12 22:14 | music

コンサート、明日です。

以前お知らせしました Duo Recital 。明日になりました。
みなさまのお越しをお待ちしています。
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2012年10月12日(金)19:30開演(19:0​0開場)

PASONA本部ビル B1F コンサートホール
(〒100-8228 東京都千代田区大手町2-6-4)

遠藤 百合(Violin)& 岩田 彩(Piano)

■プログラム■
モーツァルト : ロンド (ヴァイオリン&ピアノ)
ベートーヴェン : ピアノソナタ第21番 「ワルトシュタイン」 (ピアノ)
ヘンリー・カウエル:マノノーンの潮流、エオリアンハープ (ピアノ)
プロコフィエフ : ヴァイオリンソナタ第2番 ニ長調 (ヴァイオリン&ピアノ) 他

全席自由 2,500円

<アクセス>
東京メトロ東西線「日本橋」駅A1出口 徒歩2分
東京メトロ半蔵門線「三越前」駅B2出口 徒歩2分
JR各線「東京」駅日本橋口 徒歩3分
地下鉄各線「大手町」駅B9出口直結・徒歩7分

最近はさんまが美味しくて、魚焼きグリルでよく焼いています。
すだちと大根おろし、白いご飯と一緒に。という、これ以上ないくらいの
王道の食べ方ですが、やっぱり美味しい!
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写真撮るときに、「あれ?」となんか違和感があったので調べたら、
「尾頭付きの盛り付け方は、海魚の場合には頭を左、腹を手前側に向ける
(ただしカレイに限っては頭を右に)。川魚は頭を右、背を手前側に向ける。
中略)長い食材は、長方形の皿に盛り付ける。」
カレイだけ違うのか。なぜかしら。
そして正方形のお皿に盛っちゃったわ、しかもひし形にして。
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by ayaiwata | 2012-10-11 14:10 | music

松本記念音楽迎賓館。

松本記念音楽迎賓館へリハーサル&レッスンに行ってきました。
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1973年にパイオニア創業者の松本望氏の住居として建築された建物と、
素晴らしい日本庭園のあります。
早めに着いたので館長さんの案内で、部屋を見せてもらいました。
暖炉のあるサロンには、チェンバロが。これは、チェンバロ奏者のランドフスカが
プレイエル社が製作させた「ランドフスカ・モデル」のモダンチェンバロ。
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ランドフスカは1900年初め、忘れられた楽器となっていたチェンバロを
復活させた人で、チェンバロでのバッハ演奏のスペシャリスト。
このチェンバロは、あるチェンバロ奏者個人蔵のものをこの場所で保管
しているそう。ペダルが7本あり、鍵盤は二段。

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これはキャビネット型の蓄音機。ハイフェッツの弾く、ファリャのスパニッシュ
ダンスをかけて下さいました。ターンテーブル(?)部分。
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有名な、蓄音機から聞こえる亡き主人の声を聞く犬のマーク。
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目を引いた蓄音機。
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これはエジソンの発明したフォノグラム(蝋管式の蓄音機)。蝋を円筒状にした
ものに溝を掘って音を記録再生するものらしい。
他にも素敵なものがたくさんありましたが、時間が来てしまいホールへ。
この部屋も素敵で、ステンドグラスの窓に、パイプオルガンが設置され、
ベーゼンドルファーが置いてあります。恩師と共演者と、内容の濃い時間が
過ごせました。いつかここで、アットホームなサロンコンサートをしたいです。
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by ayaiwata | 2012-10-05 15:21 | music

アラブ・エクスプレス展。

8月のことになりますが、森美術館に「アラブ・エクスプレス展」へ行ってきました。
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何の下調べもせず入りました。写真や映像が多い中、窓のある部屋で
2mも高く、景気良く噴き出していた作品。
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マハ・ムスタファ「ブラック・ファウンテン」。白い床に黒いしぶきが落ちていて、
作者は湾岸戦争中に、イラクで実際に黒い雨を経験したそう。油田炎上による
大気汚染で一時的に発生した雨らしく、その体験をもとに黒い噴水を作品化。アーデル・アービディーン「アイム・ソーリー」
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赤・青・白の電球で、いろんな色に光ります。
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作品の横に、「一人一つお取りください。Please take one」と、
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「I'm sorry」の金太郎あめが。
アラブのアートを観るのが初めてで、こういう感じなのかと興味深かったです。
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by ayaiwata | 2012-09-29 23:09 | music

マクロコスモスその2。

ジョージ・クラムのマクロコスモスのつづき。第2巻は、
1. Morning Music (Genesis II)朝の音楽(創世記II) 蟹座
2. The Mystic Chord 神秘的な和音 射手座
3. Rain-Death Variations 雨と死の変奏曲 魚座
4. Twin Suns (Doppelgaenger aus der Ewigkeit)
  双子の太陽(永遠から来たドッペルゲンガー) 双子座
5. Ghost-Nocturne: For the Druid of Stonehenge (Night-Spell II)
  幽霊のノクターン:ストーンヘンジのドルイドのために(夜の呪文II) 乙女座
6. Gargoyles ガーゴイル 牡牛座
7. Tora! Tora! Tora! (Cadenza Apocalittica)
  トラ・トラ・トラ!(黙示録的カデンツァ) 蠍座
8. A Prophecy of Nostradamus  ノストラダムスの予言 牡羊座
9. Cosmic Wind 宇宙の風 天秤座
10. The Voice from 'Corona Borealis' かんむり座からの声 水瓶座
11. Litany of the Galactic Bells 銀河の鐘の連祷 獅子座
12. Agnus Dei 神の子羊 山羊座

4曲目の、私の星座である「ふたご座」。
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赤やじるしから始め、ぐるっと1周したら青やじるしへ。
出だしの「弾き方」(英語とドイツ語で書いてあります。)に、
「周る楽譜は暗譜で。」と。暗譜で!

5曲目の「幽霊のノクターン:ストーンヘンジのドルイドのために」には、
ピアニストが、鼻にかかった、メタリックな声で歌う箇所が。
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「インドのタンブラのように」、「わぁおおおおおうわぁおおおおおおお」と、
内部奏法で弦を弾きながら歌う。照れたらあかん。
私の唯一演奏したことのあるクラム作品は、フルートとチェロとピアノの
トリオで、フルートとチェロの人は、口笛の二重奏をする箇所がありました。
本番、緊張して片方の子、口笛がかすかすでした。過酷。
そのトリオ曲は「クジラの声」といって、人間性を消失させるためなのか、
奏者3人とも、怪傑ゾロのようなアイマスクを装着して演奏すること、と
指示されていて、ものすごく弾きにくかったけど、素晴らしい曲でした。
ピアノの中の弦の上に、プラスティックのじょうぎを置いて鍵盤を弾くと、
ガムランのような音がしたり、演奏するのが難しかったですが楽しかった!

8曲目の「ノストラダムスの予言」。
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1列め、4分の13拍子で始まり、2列めは11拍子。
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3列め(真ん中)のCセクションを弾いたあと、楽譜をくるっと逆さに向けて
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もう一度さっきのCセクション(が2回目は「Dセクション」に。)を弾き、
上から2列め、そして一番上の列を弾く。そしてこれも「暗譜で。」

前書きでクラムは、
「マクロコスモスは、20世紀の偉大な2人の作曲家-バルトークとドビュッシーへの
賞賛が反映されている。もちろんバルトークのミクロコスモス、そしてドビュッシーの
24のプレリュードから。」と書いています。
そしてパスカルやリルケからの引用も。
各曲の最後のイニシャルは、その星座に生まれた友達のもので、
第1巻の10曲めのおひつじ座は、教鞭を取っていたコロラド大学の同僚、
David Burgeのイニシャルが。彼はクラムの「ピアノのための5つの曲」を
委託・初演した人。この曲末のイニシャルについては、
「カンの良い僕の友達は、すぐに誰だかを当てられた」そう。

ニューヨークにいた時、ロウアーイーストサイドの教会で、ジョージ・クラム・
フェスティヴァルが開催され、そこに74、5歳のジョージ・クラムが聴きに来て
いて、感激して握手してもらいました。
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by ayaiwata | 2012-09-28 22:03 | music

ジョージ・クラムのマクロコスモス。

現代曲(近々弾かないけど紹介だけ)シリーズ。
ジョージ・クラムのマクロコスモスは、第1,2巻はピアノソロ、
第3巻は、2台ピアノと打楽器のための作品、第4巻はピアノ連弾曲です。
第1,2巻は内部奏法がふんだんに使われていて、「「黄道十二星座」の星座のタイトルが各巻12曲づつ、それぞれについています。
1. Primeval Sounds – Genesis l (Cancer)
2. Proteus (Pisces)
3. Pastorale (Tuarus)
4. Crucifixus (Capricorn)
5. Part Two: The Phantom Gondolier (Scorpio)
6. Night-Spell I (Sagittarius)
7. Music of Shadows (Libra)
8. The Magic Circle of Infinity (Leo)
9. Part Three: The Abyss of Time (Virgo)
10. Spring-Fire (Aries)
11. Dream Images (Gemini)
12. Spiral Galaxy (Aquarius)
第1巻は「蟹座」から始まります。見た目はまだ普通。
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赤まるの「7」は「7秒間(だいたいで)」で弾く、青まるは内部の弦を左手の
指で押さえて右手は鍵盤を弾く、黄まるについては、「軽い鉄の鎖を低弦に
低い方から落としていく」など、指示が書かれまくっています。
弾き手の勝手な解釈はちょっとした速さと強弱ぐらいかしら。
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4曲目の「キリストのはりつけ やぎ座」。見た目が十字架。左から右へ弾き、
たての下からを弾く。赤まるは「Chri-ste!」と32分音符二つで叫べ!と。
8曲目の「The Magic Circle of Infinity しし座」。
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まず円の中を弾いた後、円を12時の場所から弾き、三周繰り返し、さらに
1/3(4時の所まで)分弾いて終わる。これは楽譜を回さないと弾けませんね。
12曲目の「Spiral Galaxy みずがめ座」はぐるぐる。
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各曲の二重線のところに、アルファベットのイニシャルと星座のシンボルが。
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これは5曲目のさそり座の最後で、さそり座(10月24日生まれ)の
クラム(George Crumb )を指しています。
他の曲にもいろんな人のイニシャルが。それを当てさせて楽しんだそう。

つづく。
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by ayaiwata | 2012-09-28 14:35 | music



Aya Iwata Official<br />
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岩田 彩 Aya Iwata 
兵庫県出身。
桐朋学園大学音楽学部
卒業後、ニューヨーク・
マネス音楽院で修士課程・
ディプロマを取得。
ピアノを関晴子、
リチャード・グード、
ロバート・マクドナルド、
トーマス・サウアーの各氏
に師事。
チェンバロをアルター・
ハースに師事。

趣味: 読書。
好きな作家は三島由紀夫,芹沢光治良。
映画鑑賞。好きなのは、
フェデリコ・フェリーニ,
ウッディ・アレン,
伊丹十三。
旅行。
美術館巡り。
飛び出す絵本集め。

*出演依頼・お問合わせ*
ayaweb@ayaiwata.com
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