岩田 彩の。


ピアニスト・岩田彩のブログ。
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細江英公×平野啓一郎トークイベント。

8月末に、青山ブックセンターへ、「創世記 若き日の芸術家たち」刊行記念、」
細江英公 ×平野啓一郎トークイベントに行ってきました。

白いジャケットにパナマ帽で細江氏登場。この写真集は、以下の
アーティストたちの若き日の姿を撮影したもの。
澁澤龍彦 三島由紀夫 土方巽 加納光於 稲垣足穂 岡本太郎 瑛九 
加藤正 奈良原一高 東松照明 丹野章 佐藤明 川田喜久治 白石かずこ 
池田満寿夫 唐十郎 横尾忠則 四谷シモン 金子國義 合田佐和子 
草間彌生 大野一雄 玉野黄市 元藤燁子 寺山修司 瀧口修造 田中泯 
芦川羊子 エド・ヴァン・デル・エルスケン 加藤郁乎 松山俊太郎 高橋睦郎 
野中ユリ つげ義春 横山勝也 鴨居羊子 白石加代子 坂東玉三郎 靉嘔 
小澤征爾
どういう風に場が進行するのかなー、と思っていたら、写真集を前からめくって
いって(それをプロジェクターで映し)、細江さんが撮影した時のお話を自由に
される形。平野さんの合いの手が、全く出しゃばらず、でも適格に入って
すごくスムーズに進みました。いろいろ興味深くてメモが追い付かなかったの
ですが、書き出してみます。

・自然な形から撮影に入るそしてだんだん、撮りたいものが撮れてくる
・俳優などの作った顔・こう撮られたいという顔もまるごと撮る
・嫌がる人は撮らない
・知れ渡っているものを撮っても面白くない
・ほとんどの人がどの写真を選ぶか委ねた
草間彌生-福島辰夫(写真評論家)から紹介され、草間が渡米前に作品を
 撮影したい、ということで細江氏が撮影。1964年に細江氏がニューヨーク
 滞在中、草間のSOHOの家の前のバス停に彼女に寝てもらい、部屋の窓
 から撮る。細江氏NY滞在先の佐藤明(写真家)が暴漢に襲われ、細江・草間
 は毎日病院に見舞う。ワシントンパークでの写真は、細江のアイディアで
 パークにいた上半身裸の黒人に、草間をお姫様だっこしてもらい園内を3周。
 お礼に10ドル渡す。細江氏の草間のイメージは「増殖」。プリズムで撮る。
 「草間さんはエキセントリックを演技して、世間を騙している。
 「大好きな人。」とも。

横尾忠則-撮影時、横尾さんは写真に興味を持ち始めたらしく、細江氏が先生。
 ニッコールクラブがモデルの女の子を使っての撮影会の時に横で撮影。
 横尾さんはポーズを全くとらず、言われた通りのする。
 お風呂に入ってる写真は、いきなり細江氏が乱入して撮る。壁には
 横尾さんが大ファンの、高倉健の上半身裸のポスター偶然かかる。

三島由紀夫-1960年代の薔薇刑の撮影。「三島さんは正直で生真面目な人。
 注文を全く 言わなかった。」撮影は全て細江氏のディレクション。
 写真集のタイトルを三島氏に聞くと、3,4日後にはがきで3,4つの候補が
 書いてあり、一番最後に「薔薇刑」が書いてあったものを細江氏が選ぶ。
 三島氏は背が低かったらしく(160センチくらい)、他人と比較して撮影せず。

稲垣足穂-若くはないけれど、「気が若い」ということで写真集に入れたそう。
 稲垣足穂は裸にふんどしのものが数枚。飛行機大好き稲垣足穂、京都で
 たまたま(?)飛行機が置いてあり、誰もいない時に飛行機に登っている
 ところを撮る。ユニークな人柄が現れている写真ばかり。
 
土方巽-大野一雄の撮影に付いてきたのが出会い。新宿の明け方、牛乳売りの
 自転車を借りて裸足で乗る土方。その場での細江氏のアイディア。
 練習部屋の中2階で弟子達が練習、上から土方が観ており、撮影する
 細江氏は下から撮るという珍しいアングル。 

質問の時に、私の大好きな田中泯のエピソードを聞く。
エスクァイア誌が「田中泯を自由に撮って下さい」という企画で撮影。
中野の東京写真大学で弟子達と共に撮る。

他にもたくさんお話されていました。一貫して感じるのが、細江さんの優しさ。
撮影相手に対する真摯な愛情が伝わります。
「若くてがんばっている姿を残してあげたい」の願いが込められた写真集。
細江さん。
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平野さん。すばらしい対談でした。
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by ayaiwata | 2012-09-30 12:36 | art

アラブ・エクスプレス展。

8月のことになりますが、森美術館に「アラブ・エクスプレス展」へ行ってきました。
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何の下調べもせず入りました。写真や映像が多い中、窓のある部屋で
2mも高く、景気良く噴き出していた作品。
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マハ・ムスタファ「ブラック・ファウンテン」。白い床に黒いしぶきが落ちていて、
作者は湾岸戦争中に、イラクで実際に黒い雨を経験したそう。油田炎上による
大気汚染で一時的に発生した雨らしく、その体験をもとに黒い噴水を作品化。アーデル・アービディーン「アイム・ソーリー」
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赤・青・白の電球で、いろんな色に光ります。
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作品の横に、「一人一つお取りください。Please take one」と、
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「I'm sorry」の金太郎あめが。
アラブのアートを観るのが初めてで、こういう感じなのかと興味深かったです。
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by ayaiwata | 2012-09-29 23:09 | music

マクロコスモスその2。

ジョージ・クラムのマクロコスモスのつづき。第2巻は、
1. Morning Music (Genesis II)朝の音楽(創世記II) 蟹座
2. The Mystic Chord 神秘的な和音 射手座
3. Rain-Death Variations 雨と死の変奏曲 魚座
4. Twin Suns (Doppelgaenger aus der Ewigkeit)
  双子の太陽(永遠から来たドッペルゲンガー) 双子座
5. Ghost-Nocturne: For the Druid of Stonehenge (Night-Spell II)
  幽霊のノクターン:ストーンヘンジのドルイドのために(夜の呪文II) 乙女座
6. Gargoyles ガーゴイル 牡牛座
7. Tora! Tora! Tora! (Cadenza Apocalittica)
  トラ・トラ・トラ!(黙示録的カデンツァ) 蠍座
8. A Prophecy of Nostradamus  ノストラダムスの予言 牡羊座
9. Cosmic Wind 宇宙の風 天秤座
10. The Voice from 'Corona Borealis' かんむり座からの声 水瓶座
11. Litany of the Galactic Bells 銀河の鐘の連祷 獅子座
12. Agnus Dei 神の子羊 山羊座

4曲目の、私の星座である「ふたご座」。
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赤やじるしから始め、ぐるっと1周したら青やじるしへ。
出だしの「弾き方」(英語とドイツ語で書いてあります。)に、
「周る楽譜は暗譜で。」と。暗譜で!

5曲目の「幽霊のノクターン:ストーンヘンジのドルイドのために」には、
ピアニストが、鼻にかかった、メタリックな声で歌う箇所が。
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「インドのタンブラのように」、「わぁおおおおおうわぁおおおおおおお」と、
内部奏法で弦を弾きながら歌う。照れたらあかん。
私の唯一演奏したことのあるクラム作品は、フルートとチェロとピアノの
トリオで、フルートとチェロの人は、口笛の二重奏をする箇所がありました。
本番、緊張して片方の子、口笛がかすかすでした。過酷。
そのトリオ曲は「クジラの声」といって、人間性を消失させるためなのか、
奏者3人とも、怪傑ゾロのようなアイマスクを装着して演奏すること、と
指示されていて、ものすごく弾きにくかったけど、素晴らしい曲でした。
ピアノの中の弦の上に、プラスティックのじょうぎを置いて鍵盤を弾くと、
ガムランのような音がしたり、演奏するのが難しかったですが楽しかった!

8曲目の「ノストラダムスの予言」。
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1列め、4分の13拍子で始まり、2列めは11拍子。
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3列め(真ん中)のCセクションを弾いたあと、楽譜をくるっと逆さに向けて
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もう一度さっきのCセクション(が2回目は「Dセクション」に。)を弾き、
上から2列め、そして一番上の列を弾く。そしてこれも「暗譜で。」

前書きでクラムは、
「マクロコスモスは、20世紀の偉大な2人の作曲家-バルトークとドビュッシーへの
賞賛が反映されている。もちろんバルトークのミクロコスモス、そしてドビュッシーの
24のプレリュードから。」と書いています。
そしてパスカルやリルケからの引用も。
各曲の最後のイニシャルは、その星座に生まれた友達のもので、
第1巻の10曲めのおひつじ座は、教鞭を取っていたコロラド大学の同僚、
David Burgeのイニシャルが。彼はクラムの「ピアノのための5つの曲」を
委託・初演した人。この曲末のイニシャルについては、
「カンの良い僕の友達は、すぐに誰だかを当てられた」そう。

ニューヨークにいた時、ロウアーイーストサイドの教会で、ジョージ・クラム・
フェスティヴァルが開催され、そこに74、5歳のジョージ・クラムが聴きに来て
いて、感激して握手してもらいました。
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by ayaiwata | 2012-09-28 22:03 | music

ジョージ・クラムのマクロコスモス。

現代曲(近々弾かないけど紹介だけ)シリーズ。
ジョージ・クラムのマクロコスモスは、第1,2巻はピアノソロ、
第3巻は、2台ピアノと打楽器のための作品、第4巻はピアノ連弾曲です。
第1,2巻は内部奏法がふんだんに使われていて、「「黄道十二星座」の星座のタイトルが各巻12曲づつ、それぞれについています。
1. Primeval Sounds – Genesis l (Cancer)
2. Proteus (Pisces)
3. Pastorale (Tuarus)
4. Crucifixus (Capricorn)
5. Part Two: The Phantom Gondolier (Scorpio)
6. Night-Spell I (Sagittarius)
7. Music of Shadows (Libra)
8. The Magic Circle of Infinity (Leo)
9. Part Three: The Abyss of Time (Virgo)
10. Spring-Fire (Aries)
11. Dream Images (Gemini)
12. Spiral Galaxy (Aquarius)
第1巻は「蟹座」から始まります。見た目はまだ普通。
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赤まるの「7」は「7秒間(だいたいで)」で弾く、青まるは内部の弦を左手の
指で押さえて右手は鍵盤を弾く、黄まるについては、「軽い鉄の鎖を低弦に
低い方から落としていく」など、指示が書かれまくっています。
弾き手の勝手な解釈はちょっとした速さと強弱ぐらいかしら。
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4曲目の「キリストのはりつけ やぎ座」。見た目が十字架。左から右へ弾き、
たての下からを弾く。赤まるは「Chri-ste!」と32分音符二つで叫べ!と。
8曲目の「The Magic Circle of Infinity しし座」。
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まず円の中を弾いた後、円を12時の場所から弾き、三周繰り返し、さらに
1/3(4時の所まで)分弾いて終わる。これは楽譜を回さないと弾けませんね。
12曲目の「Spiral Galaxy みずがめ座」はぐるぐる。
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各曲の二重線のところに、アルファベットのイニシャルと星座のシンボルが。
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これは5曲目のさそり座の最後で、さそり座(10月24日生まれ)の
クラム(George Crumb )を指しています。
他の曲にもいろんな人のイニシャルが。それを当てさせて楽しんだそう。

つづく。
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by ayaiwata | 2012-09-28 14:35 | music

いちじく。

作ってみました。
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フォトジェニックじゃないこと甚だしいですが、いちじくの姿煮です。
「皮付きだと綺麗な赤色が出ます」とのこと、付けて煮たのにこの外見。
味は良し。それにしても甘いものの見た目じゃない。しーたけ煮、ぐらいの。
ジャムにしようと作り始めたけど、潰すこともないんじゃないか、とそのままに。
いちじくが大好きで、いっぱい買ってきたのですが、けっこうえぐみがあるので
急にいっぺんには食べられず。甘さ控え目で白ワインで煮ました。
レモンが無かったので、さんまで使った残りのすだちで代用。
籠って練習していると、料理が息抜きになります。豚角煮カレーも作る。
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パンに載せて食べました。後ろにひかえているのは、恐怖のバターの
塊ではなく、チーズです。ご安心あれ(?)。
もうこの3年くらい、パンにバターは塗っていません。
昔はデニッシュ食パンに、バタ(暮らしの手帖ふう)を全面にびっちり塗り、
更にはちみつをべたーっと塗って、満面の笑みで食べておりました。若かった。
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by ayaiwata | 2012-09-27 22:32 | meal

色付き音符の楽譜。

現代曲を決める際、持っている楽譜をいろいろ見ていたら出てきた曲。
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トーマス・アデス(Thomas Adès):「Darkness Visible」。ピアノソロ曲。
写真では見えにくいかもしれませんが、音符に青・赤・緑の色が付いています。
ニューヨークで師事したサウアー先生に、この曲を勧められ、とりあえずゲット
したものの、なかなか弾く機会がなく。来月のコンサートでも弾きませんが、
いつか弾きたい。現代音楽曲の紹介がてら載せてみました。
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高い音で鬼のように連打が続きます。

トーマス・アデスは1971年 ロンドンに生まれた作曲家・ピアニスト・指揮者。
カーネギーホールで指揮をしているコンサートを聴いたことがあります。
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by ayaiwata | 2012-09-27 19:39

正福寺地蔵堂御開帳。

正福寺地蔵堂、年3回の開扉ということで、東村山へMちゃんと行ってきました。
都内にある建築物で、国宝は正福寺と旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)だけ。
正福寺を知ったのは、山下裕二・赤瀬川原平共著「日本美術応援団 オトナの
社会科見学」の中で紹介されていたのを読んで。
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正福寺は、臨済宗建長寺派の寺院で、本尊は聖観世音菩薩を祀る。
寺伝によると、弘安元年(1278年)鎌倉の建長寺の末寺として、
鎌倉幕府執権北条時宗により中国南宋径山寺の石渓心月仏海を勧請開山
として開創されたと伝わる。寺紋は時宗の紋である三ツ鱗が用いられている。
新田義貞と鎌倉幕府軍が戦った古戦場跡に建つ堂宇は山門、地蔵堂、本堂を
備えた江戸時代の伽藍の遺構を示す禅宗建築物となっている。
仏殿である地蔵堂は、応永十四年(1407年)建立。
鎌倉円覚寺舎利殿と全く同じ様式のものである。
地蔵堂は毎年8月8日、9月24日、11月3日に開扉され、堂内が見学できる。

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建物は1407年建立ですが、本尊は1811年のもの。
左手に宝珠、右手錫杖の延命地蔵。
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堂内には小地蔵尊が奉納されています。
祈願者がこの像を一体借りて家に持ち帰り、願が成就するともう一体添えて
奉納したといわれていますが、昭和9年に1300体あった小仏は、
昭和48年には830体に減っていたそう。多くは江戸中期のもので、背面に
いつ奉納したのかが書いてあるものも。
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両そでを隠した両袖型も。これは彫るのが一番簡単だそう。
係の方の説明の、堂内部の社寺建築についてがなかなか難しかったです。
耳で聞いても、頭の中で漢字に変換出来ない。
尾垂木(枡組みから斜めに突き出している垂木)や扇垂木(放射状に配列
された垂木)、化粧屋根裏(天井を張らず、梁・垂木など屋根裏が見える
構造)など。
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本尊の上には鏡天井(格縁(ごうぶち)などをもたず、鏡のように
平面に板 を張って仕上げた天井。禅宗様建築に多くみられる)。

普段は公開されていないお堂の中を観ることが出来て大満足。
次回の開帳は11月3日だそうです。
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by ayaiwata | 2012-09-24 21:43 | travel

「青山杉雨の眼と書」展。

金曜日の夜間開室は比較的空いていると聞いたので、上野の
「マウリッツハイス美術館展」へ行ってきました。これで比較的!?の
混雑ぶりで、ものすごい人。「真珠の首飾りの少女」なんて、100人位の行列。
いざ自分の番が来ても、30秒ほどしか観れない感じだったので、諦めて、
他のもさーっと観て、また来直そう。とやめました。
と、東京国立博物館の「青山杉雨の眼と書」展へ。
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非常に余裕のあるスペースで鑑賞。一つの作品を誰ともシェアせず観る。
書は全く詳しくないので、本当にまっさらの状態での鑑賞。分からないなりにも、
青山杉雨の師・西川寧(1902-1989)の書や、中国の元・明・清時代のものを
観ていくと、なんとなく良さが感じてきて、好みの作品なども見えてきました。
「開眼」(写真はネットから。全て青山杉雨の作品)。
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「萬方鮮」。「金石の気が発散」しているらしい。
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金石学は、古代の金属器・石刻の上に刻まれた銘文や画像を研究する学問。「黒白相変」。
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「殷文鳥獣戯画」。とり。鳥がいっぱい。
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何しろ、書の展覧会を観るのは初めてだったので、いろいろメモって
気が付いたら3時間近く経っていました。メモから。青山杉雨のことば。
「書は気分を尊ぶ。気分が良くないとものごとのやる気が起こらない。 
自分の精神状態をもっともよい状態においた時、良い作品が出来る。」
「奇をもって正となす。奇には趣が無いといけない。」 
「書は均等を倦む。1つの作品に1つの顔がある。類型的な作品を作らない。」

青山杉雨の篆刻がたくさん展示してあり、様々な石でいろんなデザイン。
印材の石は、素材が採集された場所によって色・硬度・透明度が違う。
「刀では削れるが、爪では傷つかない」ものが良いらしい。
綺麗だわ~と思った「鶏血石」。昌化石とも。臨安市昌化で採れます。
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道具もいろいろ展示されており、デザインが素敵なものがたくさん。
「文房四宝」とは、硯・墨・紙・筆。他に、硯屏・水盂・水滴・筆筒・筆洗・
印泥を入れる合子(ごうす)などが。硯も石によって違いが。
・端渓石・・・広東省を流れる端渓で採取。紫味を帯び、石質は湿潤。
・歙州(きゅうじゅう)石・・・安徴省歙州で採取。石質は緻密、石紋が多彩。
・洮河緑石・・・甘粛省で採取。緑色。発墨の良さは端渓石に劣らない。
・翡翠石・・・実用的ではない。鑑賞用。

とメモってきたものの、かなりよく分からないまま写してきました。人生、勉強。
硯の磨る面に、ものすごく細かい彫刻が施されているものもがあり美しい。
角度をつけて観ないと見えません。
石にも「眼」があるらしく、硯の平たい面でも、眼を残して彫る。

最後に、青山杉雨の書斎が再現されていました。
机の上には筆がたくさん挿してあり、鳥の羽のものも多かったです。
壁にかかっている額縁や棚など、中国趣味でした。
本棚の蔵書に、「中国の歴史」全集、「青木正兒全集」「内藤湖南全集」
「日本歴史大辞典」「中国法書名蹟集」「世界文化史大系」「書道全集」など、
全集もの多し。
青山杉雨の写真も展示されていて、彼の最後の弟子は黒柳徹子さんだそう。

知らないジャンルだったのですが、楽しめたしものすごく勉強にもなりました。

帰りには満月とスカイツリーの2ショットが見えた。
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by ayaiwata | 2012-09-21 23:15 | art

人生初歯医者。

今日は体のメンテナンスを。久しぶりに鍼、そして人生初の歯医者へ。
生まれて初めて虫歯が出来ました。常に入念に歯磨きをしているつもりなのに、
2週間ほど前から、奥歯の歯茎付近にぼっこーと穴が開いていて、
色も黒く、素人目に見ても虫歯のよう。でもなんでいきなり!?と
さらにごりごり磨いてみるも、なんとなく鈍痛がしてきたような。
ということで行ってきましたよ高幡不動の歯医者さんに。早めに着いたので、
クリニックの場所を確認し、すぐ近くのケーキ屋で、歯医者前なのに食べる。
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甘い。。。久々にこんなに甘い物体を口の中に入れました。
時間が余ったので、せっかくやからと高幡不動尊へ。ケーキ屋から徒歩2分。
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五重塔のところまで歩いて登り、
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美しい夕焼けを見ることが出来ました。
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はあ、気持ちい~。と本来の目的を忘れそうになりながら、
今日はあの、きゅいんきゅいん音を聞くんかなー、とびびりながらクリニックへ。
紹介された先生なので、治療の心配はして無かったけど、いかんせん初虫歯。
みんな嫌いな歯の治療、力んで行くも、スーパー感じいい先生と衛生士さん達、
素人な質問にも、嫌な顔せず丁寧にいちいち答えてくれました。
そして、ぼっこり開いた穴は、以前詰めたものが外れたらしい。

詰めたのなんて、多分大昔過ぎてそんなこと記憶にも無く。中学生くらいでは。
っていうことは虫歯あったのか。そして2週間ほど前から穴に気付いた時、
詰め物らしい異物を、見かけたり感じたりすることなく今日に至るのですが、
どこ行ったん???
食べたんかしら!?と院長先生に言うと、「食べても大丈夫。」とのこと。
食べても大丈夫なのか。噛まずに丸飲みしたけど大丈夫だったのかな?

詰め物が取れた跡から虫歯が進んでいて、様子見ましょうではダメな状態。
でも「通うの遠いので今日一日でそこはなんとかお願いします!」とお願いし、
神経は取らずぎりぎりのとこまで削って、そこに詰めることに。
さあ、遂に人生初のきゅいーん!が来るか、と身構えるも、
「はい、ちょっと沁みますよー。痛かったら言って下さいね。」と
ソフトにいい声で院長先生に耳元で言われるも、ほとんど沁みず、
期待外れもいいとこ。ちょっと「すーん」と沁みましたが、全然平気でした。
鈍感か。でも削った後、大穴を埋める時に患部を乾燥させるため、
「ふぁ!」とすごい勢いの空気を当てられた時は、「おお!これや!」でした。
埋める前に開いた大穴が、ニュー感覚なので面白く、舌でぐりぐりぐりぐり
穴を押すも、大人げ無いのでやめたりしてたらさっさと埋められました。
今や穴が開いてたのが嘘だったかのように、つるんと埋まっていて、気分良い。
歯槽膿漏のチェックもして頂き、表と裏を一本一本ちくちくと刺してもらう。
その器具も「ちょっと見せて欲しい!!」と見せてもらい、「このメモリ以上
歯茎に入ってしまうと歯槽膿漏ですね」とかいろいろ説明してもらう。
歯石除去もクリーニングもホワイトニングもものすごく綺麗にしてもらい、
大満足な訪問でした。早期発見にもなるし、プロに治してもらえるので、
病院が好きです。痛いのも嫌いじゃないし。注射も大丈夫。

ところで診察中の待ち時間に、持っていた本を読んでいて、「ブランデンブルグ」
という単語を目にした瞬間、BGMでバッハのブランデンブルグ第5番が流れ、
シンクロニシティ!?とびっくり。
クリニックを後にし、お腹が空いたので、ふらっと駅の横のラーメン屋に行くと、
麺を茹でていたお兄ちゃんの名札が、院長先生の名前と一緒だったので、
「!!」となりましたが、まあ、それがどーした、ですね。
充実した高幡不動滞在。
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by ayaiwata | 2012-09-20 20:27 | etc...

棚田康司「たちのぼる。」展。

練馬区立美術館へ、棚田康司「たちのぼる。」展のオープニングレセプション
に行ってきました。
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美術館長や棚田さんのご挨拶。
手前の作品は、最新作の作品「たちのぼる-少年の場合」(2012年)。
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この展覧会は、90年代の初期の作品から最新作まで展示されています。
素晴らしかった!
棚田さんの作品を拝見したのは初めてで、1人で静かに鑑賞しましたが、
胸の中は大興奮。
瞳の色あい、目の淵まで涙で濡れたように見えるので、角度に因っては
泣いているように観えて、はっとさせられました。
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裸の皮膚の表現が、皮膚の下に血管があるように見えて、すごいなあ。
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どうなっているのか、ずーっと見入ってしまいました。
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彫られる前の木も展示。昔、牟礼のイサムノグチ庭園美術館で、
彫られる前の石を観たのを思い出しました。
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作品の説明や木の特性、私の素人な質問を丁寧に答えて頂いた。
一言一言が真面目な人柄が出ていて、真摯な態度で制作されているのが
伝わってきました。
お気に入りの「蝶少女」と一緒に棚田さんと。この作品のポストカードもゲット。
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会期中もう一度、行きたいと思います。
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by ayaiwata | 2012-09-15 21:57 | art



Aya Iwata Official<br />
Website

岩田 彩 Aya Iwata 
兵庫県出身。
桐朋学園大学音楽学部
卒業後、ニューヨーク・
マネス音楽院で修士課程・
ディプロマを取得。
ピアノを関晴子、
リチャード・グード、
ロバート・マクドナルド、
トーマス・サウアーの各氏
に師事。
チェンバロをアルター・
ハースに師事。

趣味: 読書。
好きな作家は三島由紀夫,芹沢光治良。
映画鑑賞。好きなのは、
フェデリコ・フェリーニ,
ウッディ・アレン,
伊丹十三。
旅行。
美術館巡り。
飛び出す絵本集め。

*出演依頼・お問合わせ*
ayaweb@ayaiwata.com
まで。

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