岩田 彩の。


ピアニスト・岩田彩のブログ。
by ayaiwata
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レスピーギづくし。

東京オペラシティ コンサートホールへ都響のコンサートに行って来ました。
「作曲家の肖像」シリーズVol.84 《レスピーギ》
指揮:ロッセン・ゲルゴフ ピアノ:野原みどり
プログラムは、レスピーギの「ベルファゴール」序曲 ・交響詩「ローマの噴水」・
トッカータ ・交響詩「ローマの松」 。
オールレスピーギ。彼のバロックな作風が好きなので、かなり楽しみました。
野原さんのピアノは初めて聴いたのですが、音楽的で色っぽくて素敵でした。
ドレスも肩を全開(?)したストラップなしでセクシーでした。

「ローマの松」は、大学院の時にオーケストラの中でピアノパートを弾いたことがあり、
スコアを見て勉強したのを思い出しました。とにかく休みが多くて、ソロピアノでは
もちろん、室内楽でも何十小節の休みのカウントに慣れておらず、スコアで追いながら
緊張して自分の番を待つ。楽しかったです。

オペラシティは電車の乗り換えが難儀ですが、駅から正面入り口のエントランスが
天井が高くて気持ち良くて好きです。
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最近ICCに行ってないけど、久しぶりにまた行ってみようかな。

今日読んだ本 「邪悪なものの鎮め方」内田樹
これから彼の本を読んでいこうと思います。たくさん著書があるので、けちけちせず
焦らずに読めます。というのは、丸谷才一氏とかになると、ほとんど読んでしまって、
そして、長生きして頂かないと、と私にはどうすることも出来ない問題が。

いろいろ興味深いセンテンスがあり、まる写しに近い形で載せますと、
・呪鎮の装置がなくても人々は「平気」でいられるのか。
先日、六本木ヒルズにいったとき、あまりの「瘴気」に頭がくらくらした。
あれは多分、あの場所に数千人からの人が蝟集しているにもかかわらず、
霊的なキャナライザーが装置されていないせいではないかと思う。
「六本木ヒルズ神社」とか「六本木ヒルズ寺」とかを森ビルは勧請したのであろうか。
千里ニュータウンでは、巨大団地に寺社が含まれていないことに憤慨した僧侶が、
デベロッパーである阪急電鉄の総帥、小林一三に噛みついたら、小林一三は
さすが大人物で、千里山の頂上の土地を提供するから「じゃあ、あんたがそこに
寺を建てなさいよ」と言ったらしい。

・ひとが「答えのない問い」を差し向けるのは、相手を『ここ』から逃げ出せないように
するため」である。だから、多くの場合、「答えのない問い」は相手に対して
権威的立場を保持し続けたい人、相手を自分の身近に縛り付けておきたい人が口にする。
それゆえ、この場合の正解は可及的すみやかにその場から逃げ出すことなのである。

・「気をつけよう、暗い言葉と甘い道」を自戒としている。
「暗い言葉」を語る人間にはついてゆかない方がいい。

・常識というのは「常識じゃない」。「常識じゃない」からこそ常識なのである。
常識にはその正しさを支える客観的基盤が存在しない。個人の内心深いところで
革新せらるるところの知見のことなのである。常識の表明は「うまくいえないけれど」
「論拠を示せないけれど」「どうして自分がそのように考えるに至ったのか理路を
明らかにできないけれど」という無数の「けれど」に媒介されて行われる。
この危うさが常識の手柄なのである。
常識は「真理」を名乗ることができない。常識は「原理」になることができない。
これら無数の「できない」が常識の信頼性を担保している。人は決して常識の名に
おいて戦争を始めたり、テロを命じたり、法悦境に入ったり、詩的熱狂を享受したり
することができない。自分の確信に確信が持てないからである。


ええわあ。
by ayaiwata | 2011-10-29 22:16 | music



Aya Iwata Official<br />
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岩田 彩 Aya Iwata 
兵庫県出身。
桐朋学園大学音楽学部
卒業後、ニューヨーク・
マネス音楽院で修士課程・
ディプロマを取得。
ピアノを関晴子、
リチャード・グード、
ロバート・マクドナルド、
トーマス・サウアーの各氏
に師事。
チェンバロをアルター・
ハースに師事。

趣味: 読書。
好きな作家は三島由紀夫,芹沢光治良。
映画鑑賞。好きなのは、
フェデリコ・フェリーニ,
ウッディ・アレン,
伊丹十三。
旅行。
美術館巡り。
飛び出す絵本集め。

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ayaweb@ayaiwata.com
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