人気ブログランキング |

岩田 彩の。


ピアニスト・岩田彩のブログ。
by ayaiwata
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

刀剣博物館。

前に近くを通ってから、ずっと行きたかった刀剣博物館に行って来ました。
a0126797_2542619.jpg
31口の短刀・脇差・刀・太刀、鐔(つば)、鞘(さや)などが、ゆったりめに置いてあり、
そんなに広くないのですが、常に観に来ている人が5,6人いて、「しーん」と観ています。
刀剣を見るのは3回目なのですが、全く勉強していないのでやっぱりよく分からず、
んー、と思いながら観ていたら、スラヴ系の女性が、博物館のおじさんに英語で説明して
もらっています。何気なく横にいて、聞き耳立てまくっていたら、彼女が「ターキッシュ」と
言ったら、その単語をおじさんが分からなくて、何度も「ターキッシュ」を連呼する彼女。
そこでつつっと寄って、「トルコ、ですよ。」と割り込む。そのあとしばらく3人で話しつつ、
これはチャンス!と、そのおじさんにいろいろ質問。ものすごく親切にいちいち答えてくれて、
「それは、あっちにある刀を見たら分かります。」とか言って、展示室を一緒にうろうろ。
おじさんをスラヴ系から奪ってしまいました。
なんと1時間半もレクチャー付きで鑑賞。入場料500円。なんか、申し訳無い。
刀は時代によって、長さ・形・反り具合・刀文(刃の先のうねうねした模様)が違います。
いろいろびっくりしたことがあったのですけど、戦の時には刀はそんなに使われていなかった
そう。弓矢や槍がよく使われたらしい。
他に興味深かったのは、刀の用途は2種類あって、①戦のため②贈答用。この贈答用とは、
茶器と同じで、ご褒美として(功労を労う)とかお祝いとして(婚礼・出産)。
例えば江戸時代、将軍家に赤ちゃんが生まれた場合、大名たちは良い品を送り、
幕府は、そのお返しをしょうもないもの送れないので、腰物奉行(こしものぶぎょう。
将軍の佩刀や装身具、および諸侯から献上された刀剣や、諸侯に下賜する太刀・刀・
脇差などの一切を掌る。)は大事な役目。将軍家は献上品をもらって、そのお返しに
いいものばっかり送っていたら、それはそれで大変なので、諸侯の先祖から送られたものを
お返しで贈ったり(これは、「先祖が送ったものを覚えて下さっていた」という感じで、
喜ばしいことらしい。「おじいちゃんがせっかく差し上げたのに返された。。。」では
無いらしい。)、その諸侯に関係のある名前のついたものを贈ったりしたそう。
以前、細川家の至宝展で、すごく気に入った刀のつばがあり、その時素敵だなあ、と
思った林又七デザインのつばがこの博物館にもありました。
細川さんとこは、装身具でも器でもなんでも、ものすごく凝るらしく、銅に金を5%混ぜて
それを酸化被膜(さびさせる)させて色上げ、というものを作らせていたらしい。
他のものと比べて、色が暗いというか、渋い。おしゃれ。

という感じで長い時間、説明して頂きました。刀、奥が深い。展示が変わったらまた来たい。
お薦めです。わからなくとも行って、質問してみましょう。
by ayaiwata | 2011-11-20 13:03 | art



Aya Iwata Official<br />
Website

岩田 彩 Aya Iwata 
兵庫県出身。
桐朋学園大学音楽学部
卒業後、ニューヨーク・
マネス音楽院で修士課程・
ディプロマを取得。
ピアノを関晴子、
リチャード・グード、
ロバート・マクドナルド、
トーマス・サウアーの各氏
に師事。
チェンバロをアルター・
ハースに師事。

趣味: 読書。
好きな作家は三島由紀夫,芹沢光治良。
映画鑑賞。好きなのは、
フェデリコ・フェリーニ,
ウッディ・アレン,
伊丹十三。
旅行。
美術館巡り。
飛び出す絵本集め。

*出演依頼・お問合わせ*
ayaweb@ayaiwata.com
まで。

検索

ファン

ブログジャンル

音楽
アート・デザイン

画像一覧