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岩田 彩の。


ピアニスト・岩田彩のブログ。
by ayaiwata
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竹内栖鳳展@山種美術館。

招待券を頂いたので、山種美術館へ「竹内栖鳳」。
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この辺の時代の画家を、本当に知らなくて、以前上村松園が女性と知らず、
恥ずかしい思いをしたことがあります。
ということで、竹内栖鳳(たけうちせいほう)も全く知らなかったので、勉強しに。
入ってすぐの「班猫」。猫の瞳に、目が釘付け。美しい。
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瞳は群青・緑青・金泥で描かれています。
どれもこれもうまくて迫力があって、動物だけの絵なのに感動。
しばらく見入った一枚「虎・獅子図」の虎。
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この写真はネットからで、屏風がぺったんこの状態ですが、展示は屏風折りに
して置いてあったので、虎がもっと立体的に見えたような気がしました。
金色の背景に、虎の毛が一本一本書いてあり、圧倒的な強さとエネルギーが
出まくっていました。かっこいい!
ところで、会場の壁には「栖鳳のことば」と、何かの著書からの抜粋が、
いきなり掛かっています。これが非常に良くて、これが図録に入ってたら買おう
かしら、と思って、椅子にひもで繋がれているサンプル(?)をめくっても
載ってないもよう。後で後悔したくないので、手のひらを下敷きにし、作品表の
隙間にメモる。肩こった。
「写生したものが皆絵になるものではない。写生は絵になるものを探す手段だ。
写生が天然自然から画家自身で絵になるものを探し出す手段ならば、古画は
先達がどんなに自然を見たかの心の跡を偲ぶ材料だ。」
「画家は自然のものを見つめてその深さを知らねばならぬが、又反対に、
そう見詰めずに深さを知るということも、写生にとって大事なことである。
余り見つめると物が静止してしまうことがある。たとえば私は、鳥なら鳥を
よく写生するが、絵に画く時には鳥を側らへ置きはしない。そうすると、
外部に現れていても、自分の眼に見えないものが見つめずして却って
見えて来たり、知れたりするものである。」
「日本画は省筆を尚ぶが、充分に写生をして置かずに描くお、どうしても筆数が
多くなる。写生さえ充分にしてあれば、いるものといらぬものとの見分けがつく
ので、安心して不安な無駄を棄てることができる。」
「東洋流系の絵画は画面に描かれた部分だけが全部とされないで、余白をも
絵の一部と解釈されている。余白の扱い方で、絵が活きもすれば死にもする。」
「画家は説くよりも多くを描け、多く描くよりも多く考えよ、多く考えるよりも多く
自然に黙会せよ。」
素晴らしい展覧会でした。お勧めです。

ミュージアムショップではがきを数枚と、村上華岳「裸婦図」とその切手セットを
買いました。はがきとお揃い。素敵。
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by ayaiwata | 2012-11-18 22:14



Aya Iwata Official<br />
Website

岩田 彩 Aya Iwata 
兵庫県出身。
桐朋学園大学音楽学部
卒業後、ニューヨーク・
マネス音楽院で修士課程・
ディプロマを取得。
ピアノを関晴子、
リチャード・グード、
ロバート・マクドナルド、
トーマス・サウアーの各氏
に師事。
チェンバロをアルター・
ハースに師事。

趣味: 読書。
好きな作家は三島由紀夫,芹沢光治良。
映画鑑賞。好きなのは、
フェデリコ・フェリーニ,
ウッディ・アレン,
伊丹十三。
旅行。
美術館巡り。
飛び出す絵本集め。

*出演依頼・お問合わせ*
ayaweb@ayaiwata.com
まで。

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